生活の記録

中年の危機中。永遠のモラトリアム。日々模索中。栄養は酒。人生のテーマは自由。友達は本とラジオとテレビ。日常の記録を残したい。

通勤中の読書

遠距離通勤なので出勤時はサングラスorアイマスク完備で寝ることを決めていたが寝てる時間がもったいないと最近思い読書の時間に当てることにした。
出勤時に寝ることのメリットは寝不足解消もあるけどまず寝て意識を消すことで、これから仕事だ、という憂鬱感を消せること。
気づいたら仕事し始めてた、ぐらいのぼんやりした意識が丁度よい。


電車で読書に夢中になれば無私の状態のまま気づいたら 仕事、という状況になれると思ったが、中々無私になれる本が見つからない。
自分の好きなジャンルは戦後の日本文学、味のあるエッセイ、哲学、心理学あたりだけどこれらを電車で読んでると頭がぼんやりして眠くなる、もしくは考えながら読まなければならないので無私どころか自意識が過剰に働いてしまう。
ので無私になるにはストーリー性のある娯楽小説が最適だと考えた。
で、今読んでるのは図書館で借りた「白い巨とう」(スマホだと変換できず)。

白い巨塔(一) (新潮文庫)


山崎豊子は読んだことがなかったが、人間の心理描写が面白そうなので 借りてみた。
読んでると気持ちが陰鬱になってくる。。。
仕事前にあえて暗いものを読んで心地よい陰鬱な気持ちを味わうこともあるが、そういう感じでもない。
人間関係がドロドロしててそれぞれの思惑が交錯するのだが、ドロドロしてる理由が権力争いなので、結局どうでもよい、という気持ちが拭えない。

あと、読書の楽しみとしてストーリー性を楽しむ小説だとしても風景描写も楽しみたいのだが(読んでると目の前に風景や感覚が浮かんでくるような描写)この小説は風景描写があまりない(少しはあるが体感できない)。


半分ぐらい読んで、苦痛かも、と思ったが結構読んでしまったので読むのやめるのもったいないかも、という気持ちもあり。

さっきWikipediaで調べたらドラマで相当有名になった作品らしい。
読み続けたら面白くなるかも。
しばらく読んでみるか。。。